クリスマスの巻
絶山の家 一階にて
斬「ジングルベール!ジングルベール!」
無邪気に歌う斬
刺々森「今日は楽しい」
テレ半分でマラカスを振る刺々森
舞「クリスマ・・」
貫木「<肉はまだかー!>」
とつじょ大声が台所のほうで響く
月島「馬鹿!あんたはケーキを作るんでしょ!」
月島と貫木がケーキを作っている
貫木「しかたない・・しかし斬は、はしゃいでるなあ」
テキパキとクリームを泡立てながら話す貫木
月島「良いのよ斬くんは・・10歳からクリスマスはずっと母親としか過ごしてなかったんだから」
貫木「初耳だぜ!・・なんか悪いな 月島・・2人っきりのほうが」
月島「いやあ!気を使う貫木がいるわ・・」
貫木「どういう意味だよw」
部屋に戻って
舞「ケーキ大丈夫かしらね・・あの2人に任せて」
斬「クリスマス! 大丈夫だよ! もう一回歌お!」
刺々森「月島もいるし、何とかなるさ ってまだ歌うか」
庭にて
花咲「ふう・・飾りつけは完了したわよ」
牛尾「どうして俺らが」
赤井「こんなのはじめてっす!」
サンタの格好をした牛尾と、トナカイの衣装を着る赤井。
花咲「ふふふ 赤井君は喜んでるけど」
牛尾「むむう」
子供「お!サンタさんだー」
お姉さん「あら本当ね 」
牛尾「そうです。私がサンタです!ほらミルキーだよ」
いつの間にか、道に出ている牛尾
子供を抱き上げて、必死にアピールしている
花咲「分かりやすいわ・・ってどこまで行くのよー!」
赤井「牛尾さん さすがだどー」
花咲「(なんでも感心するのね・・本当に2年?)」
台所
貫木「出来たー!」
月島「ウン これ完璧・・でイチゴどこに乗せる?」
でろでーん
やたらとクリームが多くもはや、パンケーキの5倍分の量になっている
月島「すこし・・つまみぐ・・」
貫木「お!良いねそれ!」
月島「いや冗談よ冗談 しかし絶山先輩遅いわね」
貫木「そう・・もぐもぐ だな もぐもぐ」
ウィスク(あわ立て)で直接ぺちゃくちゃ食べる貫木
月島「ずるーい!」


どこぞの動物園
鳥かご前の広場で集まりがある
お兄さん「さあ餌付けの時間ですよ!その前に今日はなんと・・」
サンタさん「そうです。私がサンタです。」
子供たち「わああーープレゼントおくれー」
お兄さん「・・・・そうだよ〜!(打ち合わせとちょっと違うな・・)」
サンタさん「ほらえさだよ これを 鳥さんに」
子供たち「あんちゃん ざけんなよ もっと良いものを」
お兄さん「いや 今日は餌付けの時間だからね」
サンタさん「面白いから あげてごらん」
子供「うごうご・・」 一番生意気ながきの顔に鳥の餌を食らわせる
お兄さん「ちょっと!あんた」
保護者「んま!何をなさって」
サンタさん「逃げよう・・」
すごいスピードで、園の端っこのバリケードから逃走して
うっとおしい髭を投げ捨てた
その姿 何を隠そう絶山剣舞である
絶山「どうしよう・・バイト代で七面鳥と思ったんだが、
もらえねーな。。さっきの動物園でパクって。。いや鳥インフルが」
困り果て動物園横の公園で立ち尽くしていると
よこから変な爺さんが近づいてくる
爺さん「アンちゃん お困りのようだね」
赤のマフラーに、黒い着物を着た爺さんが近づいてきた
冬なのに防寒着は、マフラー位だ。。(年でおかしいのか?)
それなのにテカッタ感じは、普通に高校生してても、
あんまし会わないタイプだ それも話すだなんて

絶山「悩んでるわけ知ってるのかよ」
面倒なので、「むこういけー」と込めて、あしらおうとすると
爺さん「顔を見たらわかるよ 女の事だろ?」
遠からず近からずな答えが返ってくる
絶山「ちげーよ 七面鳥探してんの・・ 俺もう行くぜ。。」
爺さん「なに?七面鳥・・」
スタスタと公園から出て行く絶山
爺さん「まーったまったwせっかちじゃな ほれ」
なにかあるなら、そう言えば良い物を
布製の街の地図を見せてくれた 厚手で風格がある
お決まりのように 一箇所金色の目印が書かれた建物がある
絶山「なん。。宝の地図だよな・・くれるのか」
爺さん「ああ やるとも そこは」
絶山「よく分からないけどサンキューな!」
爺さん「ああ。。本当せっかちじゃ」


絶山の家
クリスマスケーキも何とか形を整えて、キッチンに置いてある
部屋の中
貫木「おそいぜー!肉」
舞「兄貴に期待しちゃダメね」
月島「そういわずもう少し待ってみましょうよ」
刺々森「次俺歌いまーす」
斬「わあい いいよ もうしばらく遊んで待ってみよう」
廊下
赤井「だどー・・牛尾さんどこ行ったど トナカイだけじゃ出れないよお」

花咲「・・・」
カチャン
絶山母「ごめんなさいね あの子いつも準備が遅いくせに、拘る所があるから」
花咲「良いんですよ・・あっ!テトリス失敗した」
待ちながら、携帯のテトリスで遊んでいた
絶山母「結構楽しいのね・・ココアに湯たんぽ これで暖めてね」
そういって肩掛けも渡してくれた
花咲「はーい!」
カチャン

続く
続いた
もうすぐ午後3時だ クリスマスが、休みでよかった
刺々森「ドミノピザを。。」
斬「混んでるからとどかないって!」
舞「wiiカラオケも飽きてきたかな・・」
月島「ちょっと用事」
廊下に出ると軽い叫び声が聞こえる
刀をぬいた際の物を壊さない間合いを計っている
舞「あれそうとう怒ってるわ。。私のせいもあっかな」
貫木「気にせんで良い よくある事だ おそろし おそろし」


なぞの建物 どうやら争奪戦から
追いかけっこになっているらしい
絶山「くっそお!お前らも七面鳥を狙っているのか」
ヨハン「いつでも家に帰ればご馳走が、待ってからいらないんだけれどね
この店の料理を特に君みたいな男に、味あわせたくない」
木下「俺は任務を達成するだけさ」
うそだこの2人めっちゃ腹減らしてる

料理人エン「追いかけてくるワルヨ」
料理人ドン「ムッハーぬ!レシピは盗めないから
せめて盗んで食っちまえと思ったのに」

ヨハン「死成れ!オールエックス!」
ヨハンのサーベルが2人に追いつく
エン「うぎゃ!」
ドン「うほっ!尻が切られたーヌ!」
ヨハン「ええい・・汚い所をきってしまった」
絶山「ようやく追いついた!おら俺に肉返せ!」
エン「イーヤダヨ」
銃を向けてくるエン
木下「こいやあ!」
突然銃口のあるほうに立つ木下
エン「何を考えてルヨ」
銃弾が何発も飛んでくる
しかし木下は無傷だ
絶山「!!!おれよりも早いのか!」
エン「ど。。どうなってあル」
木下「スパイアイテム磁力ガントレットだ」
絶山「ギャグみたいな・・・・ってまた逃げるぞ!」
ドン「エンには悪いが、なんとしても持って帰って食ってやる」